入居者から見た家賃保証会社「利用必須」の最大の問題

家賃保証会社利用必須とは

2018年3月に引っ越しをしたのですが、その時に賃貸物件の資料を見ていたら家賃保証会社利用必須と書いてありました。
家賃保証会社というのは連帯保証人がいなくても連帯保証人の代わりとなって一時的に家賃を立て替えてくれる保証人代行会社のことです。
その家賃保証会社を利用しなければならない、と書いてあるわけです。

賃貸物件で、この家賃保証会社を利用必須にしているところが増えています。

当然お金がかかる

利用するには当然お金がかかります。概ね契約時の初回費用が1万~家賃の50%、それから月額の保証料が家賃の1%~2%程度のようです。

入居者にとって不要なサービスではないか

保証人がいない人にとっては使いやすい保証人代行システムなのかもしれませんが、両親がいるパターンなど、保証人が立てられる場合でも、「利用必須」なんだそうです。
今や大東建託の家賃引き落としはクレジットカードからの引き落としになっていますから、カードの利用限度額やカードの利用期限さえ気を付けていれば、通常家賃が引き落としできないなんてことは無いのです。
つまり家賃を保証してほしいのは入居者ではなく、ほとんど大家と管理会社の都合なわけです。
家賃滞納があった時の回収の面倒事(本人に連絡したり、保証人に連絡して払ってもらう)を避けたいのも大家と管理会社の都合です。
私たち入居者にとっては全く不要なサービスへの加入を押し付けられているわけです。

問題はそれだけではありません。

最大の問題は「利用料が高すぎる」

家賃の2%が月額の利用料というのは高い。高すぎます。

10万円の家賃の場合の保証料は月額2,000円、つまり年間24,000円も掛かります。
もしもの時にお金を少し借りられるサービスで、ただの1円も借りていないのに24,000円も利子が取られるんですよ?

もしもの時にお金を少し借りられるサービスといえばクレジットカードサービスそのものです。言ってみれば年会費が24,000円掛かるクレジットカードなのです。
どこのゴールドカードだよ。

また、家賃を滞納するということを、一種の事故ととらえて家賃保証サービスは自動車保険のようなものと考えることもできます。

もしかしたら、カードの限度額を超えてしまった、カードの利用期限が切れていた等の事故によって一時的に滞納してしまうことがあるかもしれませんからね。

しかし自動車保険であれば事故の時に支払われた保険金は、保険をかけている人は返さなくていいんです。

しかし家賃保証会社に一時的に立て替えてもらった家賃では厳しい取り立てが来るそうです。

また、一時的に立て替えてもらう家賃は自動車保険の支払保険金に比べて少額にもかかわらず、保険料は自動車保険より高いんです。どうなってんだよ。

このような点から見ても入居者から見た場合は家賃保証会社のサービスはクレジットカードサービスそのものであり、サービスはそれ以下です。

家賃支払い実績による信用レベルの概念がないことが問題

100歩譲って入居者が利用料を支払うのは良いです。
しかし過去10年以上大東建託の物件に住み続けてただの1度も家賃滞納が無い、実績のある入居者と初めて借りた実績の全くない人が同じ利用料を払わされるというのも納得いかない点です。
自動車保険であれば無事故の年数が継続すれば保険等級は上がって保険料が安くなっていくものです。

家賃保証会社ではどうして信用のあるはずの人と無い人が同じ扱いなのでしょうか。

ブラックリストに載っているような信用のない人でもガバガバの甘い審査で通し、信用ある人と同列に扱うから善良な入居者が高すぎる利用料を負担させられるハメにあっているのではないでしょうか。

特定の家賃保証会社との契約を迫られることが問題

建前上、入居者が「私が保証してほしいから、私が任意で契約する」わけですから、私が家賃保証会社を選ぶのが筋ではないでしょうか。
なぜ安い家賃保証会社を選べないのでしょうか。
管理会社と家賃保証会社が癒着しているのでしょうか。

実質は大家のための家賃滞納保険ではないか

大家と管理会社側から見たら家賃保証システムというのは大家のための家賃滞納保険なわけですよね。
ならば大家と管理会社が保証会社と契約すればいいだけの話のような気がします。
その場合保険料分は家賃に上乗せされることになりますが、数字上、家賃が高くなるから私たちが必要のないサービスを契約しなければならないようにしているのでしょうか。
物件が気に入ってしまってどうしても借りたい場合、家賃保証会社を利用せざるを得ませんが、どうにもモヤモヤした納得しがたい気持ちです。

デメリットだけではないが

ただ、デメリットだけではありません。
家賃保証会社利用必須の場合、敷金が0の場合が多いようです。
通常、家賃滞納があった場合、敷金から差し引かれたりしますから、家賃保証システムによって家賃滞納リスクが無くなれば敷金は無しでいい、という大家さん側の意向なのでしょう。

なんとかしてほしい

いずれにしても入居者にとって不要と感じられるサービスへの加入が必須であるという契約は改められるべきと考えます。
せめて自動車保険のように実績に応じて利用料が安くなる等の当たり前の対応がなされるべきだと思います。

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