NHKから国民を守る党はNHK問題以外の国会決議はどうするのか

NHK受信料を支払っている人と支払っていない人が同じ放送を受信しNHKを視聴できているのは不公平だ、というのは至極真っ当な主張です。
NHK放送のスクランブル化を行い、不公平が無いようにするという公約も解決策の一つとしては真っ当だと思います。

また、夜遅くにまるで恫喝のような集金人がやってきて精神的な苦痛を受けている被害者に代わって対応を行い、NHK集金人を撃退する、といった地道な活動を続けてこられました。

東京都知事選では「NHKをぶっこわす」のキャッチフレーズで政見放送を行い、今回の参院選でも元NHK職員としての才能を発揮する炎上商法まがい(褒めています)の政見放送でYoutubeを席巻しております。
NHKから国民を守る党のことです。

私としてもNHKの問題は関心があり、以前から注目してみていました。
勝手ながら今回の参院選においては個人的に「台風の目」的な存在です。

党代表の立花氏はもちろん東京選挙区で立候補中の大橋氏も落ち着いた対応でのNHK撃退力、論理的な主張展開等、国会における実力を想定しても不足は無いだろうと感じています。
今回は大橋氏とNHKから国民を守る党に入れようかな、と考えていたところでした。

NHK問題以外の政策は?

しかし一つ疑問に思っていたことがありました。
NHK問題に関するワンイシュー政党であるがために他の政策についてどういう対応をするのかわからない。
NHK問題とは無関係の国会決議はどのように対応するのかがわからない。

ということです。
この疑問についてちょうど2019/07/17に公開されたYoutube動画にてそのことが直接立花氏から語られていました。

結論としては
・NHK問題以外の決議は棄権する
・ただし全会一致決議となるような法案については決議に参加する(国会の進行を妨げない)
ということです。
なるほどね。

え?直接民主主義を目指すって?

それから、この動画の中ですごく重要なことをおっしゃってます。
「直接民主主義をやりたい」ということです。

直接民主主義とは

直接民主主義というのは国民一人一人が国会で決議される一つ一つの法案について賛成/反対というのを直接的に投じ、まさに国民が直接法案成立に関わる、というものです。
それならば国会議員は不要ではないか?という話ですが正にそうです、実現するための手法の良し悪しはありますが国会決議に関する国会議員は不要、という考え方だと思います。

それに対して今の日本の体制は間接民主主義。選挙によって選ばれた国会議員が集まって法案を審議し、国会で採決をとります。
国民の代表として間接的に法案を成立させるのが今の体制です。

議会政治をぶっ壊す

これを直接民主主義に変えたいとおっしゃられる。
まさに議会政治をぶっ壊すという感じでしょうか。

正直これは支持できない。
国民が直接政治に関わり法案を直接成立させる。理想論といえば理想論ですが、はっきりいえば

「直接政治に参加できるほど俺は暇じゃない」

毎日国会の各委員会で行われている膨大な法案審議をすべて見ることすら時間的に不可能でそんなことをやっていたら私自身やるべき仕事ができなくなります。

仮に法案に賛成か反対か判断するための情報をテレビや新聞、マスコミが情報をまとめて提供してくれたとしても、

そもそも「マスコミは信用できません」

だから間違った情報を元に賛成か反対かなんて判断できません。

だから私は直接民主主義は反対です。
信頼のおける国会議員に正しいと思われる判断をしていただければ結構、きっと私が判断するよりまともな判断をしてもらえるものと信じて信頼できる候補に投じます。

そもそもNHK放送のスクランブル化というのが唯一の解決策というわけでもないと思います。
NHK放送を国営化してNHK職員を公務員にする、というような他の方法もあると思います。
いずれにせよ、NHKから国民を守る党にはNHK問題を何らかの形で解決してもらえるよう期待していましたが、直接民主主義を目指すという、どうやら目指すところが決定的に違うようなので残念です。

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