会社員でもiDeCoで45,000円節税できる

先日年金の心配をする必要はありませんという投稿を行いました。

火のないところに火をつけたのは朝日新聞 6/3に金融庁から報告された報告書について炎上しています。報告書の内容としてはざっくり言って...

しかし安心できる豊かな老後のためには蓄えが必要なのも事実ですよね。
そのためにできるだけ貯金をして、と考えがちですが貯金だったらiDeCoにしておいた方がかなり節税になりますよ。という話です。

「貯金から投資へ」というのは国策であり税制上も優遇されているのですが、実はその投資の中に貯金というメニューがあり、同じ貯金でも節税になる貯金方法があるのです。

iDeCoとは

iDeCoというのは個人型の確定拠出年金のことです。
なんだか難しそうですが簡単に言うと毎月定額を積み立てて投資商品を購入し、60歳になったら年金として受け取ることができるものです。
投資できる商品は国内外の株式、債券、不動産等の投資信託、またそれらを組み合わせたバランスファンドなど様々な投資対象商品があります。
その中には定期預金もあります。株式なんて怖くて、という方は定期預金を選択すればいいのです。

iDeCo(個人型確定拠出年金)のメリット

住民税と所得税の節税になる

毎月確定拠出年金に拠出した金額が全額所得から控除することができます。
所得が少なくなるため、結果として所得税と住民税が安くなります。

拠出金額は定額で自分で決めることができます。
拠出金は毎月銀行口座から引き落としになります。
拠出金額は変更することは可能ですが書面で行う必要があるため、あまり頻繁に変更することは現実的ではありません(基本的には年に1回程度)

運用収益が非課税になる

投資商品の運用によって利益が出た場合でも税金はかかりません。
通常の株式投資の場合は、20%税金が掛かりますのでiDeCoはお得になっています。

退職金・年金として控除が適用される

運用した資産は60~70歳の間で受け取り開始時期を決められます。
まとめて一括で受け取る場合は退職所得控除が適用されます。
年金として分割で受け取る場合は公的年金等控除が適用されます。
これらの控除を所得から差し引くため、税負担が軽くできます。

老後への所得の先送り

つまり現役時代に受け取る所得を、所得が少なくなる老後に受け取るように先送りして、現役時代と老後の所得を平準化することで税金が安くなるということですね。また、運用することでリターンも期待できるということになります。

iDeCo(個人型確定拠出年金)のデメリット

iDeCoにはデメリットもあります。
運用状況によっては資産が減ってしまうこともあります。
原則60歳まで運用中の資産は引き出せません。
国民年金基金連合会と事務委託先金融機関への手数料(月167円)がかかります。

サラリーマンはどれくらい節税できるか

では実際にサラリーマンがどれくらい節税になるかというのを考えてみます。
サラリーマンでも条件によって月々拠出できる金額が変わってきます。

企業型確定拠出年金等企業年金に加入していない場合 月23,000円
(年間27.6万円)
企業型確定拠出年金にのみ加入している場合
(従業員が給与の一部を掛け金として積み立てるマッチング拠出制度を導入している場合は不可)
月20,000円
(年間24万円)

ここで節税シミュレーションができます。
35歳、年収500万円、扶養配偶者あり、16歳未満子供1人で月23,000円の拠出条件でシミュレーションしてみました。

結果は所得が年間27.6万円少なくなった効果で、年間の税金が年間45,300円安くなる結果となりました。運用収益が非課税になるというのもありますが年間の税金が45,000円少なくなるというのは大きいですよね。
iDeCoで掛かる手数料を差し引いても節税メリットは大きいと言えます。
とはいえ手元から27.6万円拠出して実質の手取りが少なくなるわけですから生活を切り詰めてまで拠出せず、あくまで余裕資金の範囲内で拠出するようにしましょう。

iDeCoの手続き

iDeCoの申し込み手続きは、国のお役所仕事が絡むので書面での手続きが必要になりますが、窓口になっているのは一般的には iDeCoを取り扱っている 証券会社です。

おススメなのはSBI証券です。
めたりすはSBI証券口座も持っていますので、iDeCo口座もSBI証券にしています。証券口座とiDeCo口座は全く別モノなので別々の証券会社を選択しても問題ありません。

SBI証券でのiDeCo口座管理手数料、運営管理手数料は0円です。
しかし前述のとおり国民年金基金連合会と事務委託先金融機関への手数料(月167円)がかかります。これはどこの証券会社を選択しても掛かりますので仕方ありません。SBI証券としての管理手数料は0円です。

オリジナルプランとセレクトプラン

SBI証券でiDeCo口座を開く場合、オリジナルプランとセレクトプランのどちらかを選択します。
この違いは購入できる投資商品のメニュー表が変わるということです。
2019年時点でオリジナルプランは38商品、セレクトプランは37商品となっています。
新たにSBI証券でiDeCo口座を開く場合はセレクトプランがおススメです。

というのもセレクトプランは2018年11月に導入された新しいプランで投資信託の手数料(信託報酬)が最安値水準の商品がそろっています。
国内外の株式、債券ファンドなどの投資先の数もそろっています。

ではオリジナルプランとは何なのかというと2018年の5月に確定拠出年金に関する法律が改正され、iDeCoの投資運用商品を35個に絞らなければならなくなりました。iDeCoの制度では一度メニューに追加した商品を除外するにはその商品を持っている人の3分の2の同意を得ることが必要になっていて、つまり「新しく良い投資商品が出ても35本の制限があるためメニューに加えられない」状態に陥ってしまっているのです。そのため既存ユーザが多く残っているメニューをオリジナルプランとして残して、新たに新しく良い商品だけを集めた「セレクトプラン」を作ったということのようです。

ですから、 新たにSBI証券でiDeCo口座を開く場合はセレクトプランで良いでしょう。

運用の仕方

iDeCoでは月々の拠出した金額に対して、その金額をどのように配分してどの商品を購入するかという割合を決定して指図します。
例えば以下のようにします。
日経平均連動ファンドに25%
日本国債ファンドに25%
米国債ファンドに25%
新興国株式ファンドに25%

この割合はメンテナンス時間以外ならWEB上からいつでも変更できます。
また、保有している商品を売却して別の商品を購入することもできます。
例えば以下のようにします。
今持っている日経平均連動ファンドをすべて売却し、日本国債ファンドを購入。

こういった指示も メンテナンス時間以外なら WEB上からいつでも行えます。
ただし売却と購入には数日かかるため、デイトレードのようなことはできません。

保守的な運用も可能

前述のとおり、投資商品の中には定期預金といった元本保証型の商品も含まれているため、保守的な運用を行いたいときには定期預金を選ぶと良いでしょう。
基本的には拠出した資金はすべて何らかの商品を購入しなければならず、現金の状態で置いておくということは原則できません。

めたりすの場合は基本的には上昇相場(株が上がっているとき)には株式での運用を主として、下降相場(株が下がっていきそうなとき)は定期預金にほぼ全額移し替えるというような運用をしています。

がしかし、なかなかトレンドに乗るのも難しいのです( ^ω^)・・・

年末調整のやり方

所得控除証明に必要な「小規模企業共済等掛金払込証明書」というはがきが国民年金基金連合会から11月頃届きます。
これを使って年末調整の書類に必要事項を記入し勤務先に提出すれば税金が戻ってきます。
記入するのは「給与所得者の保険料控除申告書」の右下付近に確定拠出年金法に規定する個人型年金加入者掛金の欄がありますのでここに金額を記入し、はがきを添付します。
また、自分で確定申告しても問題ありません。

まとめ

今回はサラリーマンでもiDeCoを利用することで節税できる方法を紹介しました。老後に備えて貯金する、のであれば同じ運用をiDeCoで定期預金したほうが年間45,000円も節税になります。(条件によってはもっと節約になります)
また、長い目で見て世界的な経済成長をとらえて積極的に運用したりバランスを考えて安全な配分するのも良いでしょう。

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