NHKから国民を守る党は迷走するか

「NHKをぶっこわす」のキャッチフレーズで Youtubeを席巻したNHKから国民を守る党はついに比例1議席を獲得し、選挙区での得票率も2%を確保、政党要件を満たしました。
しかし一人だけではNHKの予算を扱う総務委員会で質問をするための時間をもらえないそうです。それどころか総務委員会に属することができるかどうかもわからない状況です。
ここから仲間を増やし、会派を作り、総務委員会に所属して質問時間をもらわなければいけないのです。
しかし考え方のことなる現職議員と組むとなると考え方を曲げざるを得ないこともあり得ます。

N国党はワンイシュー政党であるために、NHK問題以外の政策についてどうするのかということについて、党代表の立花氏は
・NHK問題以外の決議は棄権する(ただし全会一致案件は除く)
・最終的には直接民主主義を目指す
という方針を掲げていました。

NHK受信料を支払っている人と支払っていない人が同じ放送を受信しNHKを視聴できているのは不公平だ、というのは至極真っ当な主張です。 NH...

変遷するN国党の方針

現職の議員をN国党に入党させ、仲間を増やしていくとなると、右も左も玉石混合で、まるでかつて自民党の対抗勢力となるべく集まった烏合の衆、民主党のようになってしまうのではないかと思っています。

丸山穂高議員入党

と思っていたら維新の会を除名処分となった丸山穂高議員がN国党に入党するというニュースが飛び込んできました。

与党の立場でもない野党の一議員が「可能性の話」として「戦争をもって北方領土を取り返すのはどうか」という話をしただけでマスコミから総攻撃を食らい、党からも除名処分、言論の自由のあるはずの日本でこの扱いはさすがにひどすぎるんじゃないの?と思っていたところでした。それが思わぬところで、捨てる神あれば拾う神あり、N国党に入党するそうです。

さてN国党ではNHK問題以外の決議は棄権する 、あるいは党員の投票システムを用いて賛成反対を党内で集約する形で直接民主主義を目指していくという方針を打ち出していましたが、これ、丸山穂高議員は国会決議はどうするんだ?ということが気になりました。

これについては、党で拘束することはしないという方針になったようです。
つまり丸山議員は丸山議員の考えで国会決議に票を投じるということのようです。
つまり早速「NHK問題以外の決議は棄権する 」「直接民主主義をめざす」の方針は変わったと言えると思います。

また、丸山議員は衆議院議員であるために参議院議員である立花議員と会派を組むことができません。どうするのかと思ったらまたニュースが飛び込んできました。

みんなの党と会派を組むとな!?

みんなの党の渡辺喜美議員と会派を組むとのことです。
最初は渡辺議員にN国党に入党を打診したそうですがN国党と考え方は異なるとのことでそこまではせず会派でタッグを組むということです。

そんな組み合わせが!?とびっくりしたのですがかつて立花議員は渡辺議員の応援をやっていたこともあり、実は付き合いが長いんだそうです。

立花氏個人の考え方としてはみんなの党との考え方とも近く、共感できるとのこと。ただ、立花氏が掲げる直接民主主義は渡辺議員の考えとは相容れないものの、NHK問題に関しては共有できる部分があることからお互いのメリットを取って会派を組む運びとなったということのようです。

かつては自民党にも属し、自民党の尻を叩くかの如く存在感を発揮した渡辺議員と組めるとあれば立花氏としても勉強になる部分が多いでしょうし、渡辺議員としても立花氏の発信力から受けるメリットも多いでしょう。
Win-Winを取り合ったと言えます。

しかしここでもみんなの党のマニフェスト(みんなの党はアジェンダという)と異なるN国党の方針はどうなっていくのかというのが気になるところです。

立花氏もかつて師事していた渡辺氏と今でも共感できる部分の多いみんなの党の政策に対して、N国党として掲げているのは「直接民主主義」。

立花議員個人的な考えと、党の建前として掲げた「直接民主主義」、党の方針をどのようにすべきか悩んでいる正直な胸の内を立花議員も吐露しています。
どうするべきかも党内の投票システムで決めるとかなんとか言っています。

ここからはめたりすの考えですが個人的には直接民主主義は機能しないと思っているのでN国党は早めに方針を転換し、直接民主主義の旗は降ろしたほうが良いと思います。また、直接民主主義は国会議員の「代議士」たる名を自ら否定する矛盾であります。国民の声を集約して利害関係の調整を行うのが国会議員の役割です。

タッグで力を発揮し良い変化となることを望む

直接民主主義を掲げたままでは右も左も玉石混合の第2民主党になってしまいます。それだけは避けるべきではないでしょうか。

N国党に投票した人の多くはNHK問題に取り組むべしということでN国党に投票したのでしょうから、直接民主主義の旗を降ろし、基本政策をみんなの党と共有する方針でも支持は取り付けられると思いますし、党の立ち位置が明確になってきますのでその方が良いと思います。

現状、安倍政権にはとにかく何でも反対だが対案は出さないという無能野党連合ばかりで自民党の尻を叩く役割の野党が維新ぐらいしかありませんから、政策通である渡辺議員の力と発信力の立花議員の力で自民党の尻を叩ける勢力になっていくことを目指してほしいと思います。

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