HondaCars野崎シビックTypeR全損事故続報

HondaCars野崎さんで納車前日の最終チェック走行でのシビックTypeRが信号無視の車と衝突した全損事故について続報動画が投稿されています。

シビックタイプR信号無視 全損事故 途中経過報告 たくさんのご協力に感謝いたします。

私としてもどうなるのかこの件については気になっていました。

栃木県のホンダディーラーのHondaCars野崎さん。Youtubeチャンネルを持っておられます。 私自身シビックTypeRオーナー...

事故被害者の運転していた社員の方については全治10日とのことで、ケガがあったとはいえ大きなケガではなかったようでホッとしています。

しかしこのような事故ではコンマ0.1秒違えば運転席に側面から直角に衝突し、大けがした可能性もあります。

今回の事故では車のフロント部が衝突し、衝撃が斜め方向に抜けて車が滑りつつ衝撃を吸収したように見えます。

表現は良くないですが運の良さというのが命が助かるか、助からないかという事故の分かれ目になるんではないかという気がします。

加害者からの謝罪もあったようで解決にむけて動き始めたようです。

賠償額については示談に向けていい方向で進み始めたということで報告されています。

今回事を難しくしそうなのはシビックTypeRというこの車は 15年落ちの車 でありながら中古車相場価格の高騰があり新車当時価格より中古車の価格が値上がりしているということです。

FD2シビックTypeRの新車価格は283万円です。今回のシビックは売買契約額が452万円だそうです。通常は事故車の評価額は新車価格から経過年数や走行距離に応じて減額して算定される額で時価額とするようです。

いわゆる中古市場での人気車に付くプレミア価格という概念が算出基準に加味されていないため安く算定された時価額と納車前日だった車の契約金額が大幅に乖離しているため、賠償額が折り合わず争点になっているようです。

相手の保険会社もマニュアルにのっとって初期対応として安い金額を提示している状態だと思います。保険会社とはいえ、営利企業ですからそのような対応になっていると思います。

ここで被害者側がそうですかと納得して泣き寝入りして折れてしまえば相手の保険会社としてもしてやったりの状況になってしまいます。

HondaCars野崎の店長さん、さすがに肝が据わっておられてYoutubeを通して社会へ問題提起され、大きな反響を呼びました。これがきっかけとなって解決へ向かう可能性が出てきました。

なんでもそうですが日本人は相手のいうままに妥協してしまったり、深く考えることなく安易に騙されたりすることが多いように思います。これは日本人全体に対する問題提起でもあるようにも思いました。

今回の事故でHondaCars野崎さんでは事故被害者の運転手の社員本人の自動車保険の弁護士費用特約を使われようとしているみたいですね。

私は保険は素人なので詳しくありませんが、自動車保険は車両に対してかかる保険だと思います。

販売前の車両に対して従業員が業務中に起こした事故であるので、従業員本人の車ではないので事故に対する保険そのものは使えないということだと思います。

ただ、弁護士費用特約については本人所有の車か、他人の車かに限らず場合によっては利用できるケースもある、そこは保険契約次第なのかなと思います。

とはいえ業務中の事故において社員本人の保険契約を使おうとするのは企業としては普通なんでしょうかという気もします。背に腹は代えられないという状況ではあるんでしょうが・・・

業務中の事故を補償する保険もたぶんあるとは思いますが、運送業者なんかでもそうですが、保険には入らないということも良くあるんだそうです。

多くの輸送トラックを所有する企業では高い保険料を毎月納めるよりは、事故の賠償額を事故が起きたときに自己負担で払ったほうが安いんだそうです。

本来保険というのは確率の低い事故に対して1度起きたら賠償額がとんでもない額になったときにたちまち破綻となるリスクを回避するための団体保険です。

そもそも多くのトラックを抱えている運送会社にとっては自分達自身が団体として成り立っているため、体力があるのでリスク回避できる状態であるので保険には入らないこともよくあるんだそうです。

ただ、自動車の1販売店がそれだけの体力がある企業かどうかというと難しいという気がします。

企業として従業員の業務中の事故の保険を掛けていなかったということなのか、あるいは過失割合が0なのでそもそも保険が使えない状況なのかはわかりませんが気になったところです。

各方面から助け舟も出ているようですし、店長さんに対しては、あきらめずに今後の交渉がうまく進むように祈りたいと思います。

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