【実録】一般家庭の葬儀はいくらかかるのか

先日母が他界し、私が喪主となって葬儀を執り行いました。

1週間前に見舞いに行ったところで、もう少し頑張れるかなと思っていましたがあっという間に逝ってしまったため、最期を看取ることはできませんでした。実家に帰るのにも時間がかかってしまったため、葬儀社の選定と最初の見積もりは打ち合わせに参加できませんでした。

今回の葬儀は父の意向からJA(農協)提携の葬儀社にお願いすることになりました。担当者さんの応対も問題なくほとんどの点について不満なく、無事に葬儀を終えることができ、ほっとしましたが、葬式ってこんなにも金がかかるのかと驚きました。
もう少し下調べと心の準備ができていればよかったと思います。

下2,3桁の金額にフェイクを入れさせて頂きますが、一般家庭の葬儀にどれくらい金額がかかるのか参考にしていただければ幸いです。
当ページを訪れていただいた皆さんの心の準備になればと思います。

JA提携の葬儀社

今回は上記の通りJA提携の葬儀社にお願いしました。
元々農家なのでJAとの繋がりがあり、JA口座もあります。葬儀代金はこの口座から引き落としが掛かる形になります。

JAは地域の葬儀社数社と提携しており、葬儀の受注窓口というか代理店の役割を担っているものと思います。農家としては「JAに任せとけば安心だ」とこういうことです。
一方で父曰く「JAは殿様商売」とのことでJAが展開する事業、何においても「安くはない」ということです。

ただ農家にとってはJAはつながりの深い存在でありJA窓口の葬儀社で葬儀を行う農家はかなり多いのではないかと思います。
葬儀を終えた全体的な印象としては
・無難は無難
・すべて任せて安心
・ただし、安くはない、がしかし、法外という程ではなく無難に高い価格設定
です。

葬儀に掛かった費用

葬儀に掛かった費用項目はざっくりこんな感じです。葬儀社によってプランに含まれるor別料金等々さまざまだと思いますので一旦項目だけ把握していただければと思います。

実際の請求額からは多少ぼかしを入れますが以下のような感じです。

項目 金額
葬儀基本料金 510,000円
病院→自宅遺体搬送 プラン内
納棺師 プラン内
プラン内
ドライアイス 12,000円×5日=
60,000円
脱臭剤 2,000円
遺影写真 39,000円
案内板 13,000円
霊柩車(通夜) 18,000円
マイクロバス(通夜) 38,000円
霊柩車(葬儀告別式) 18,000円
マイクロバス(葬儀告別式) 38,000円
会場使用料 96,000円
通夜振る舞い(料理/飲み物) 150,000円
本膳(料理/飲み物) 160,000円
会葬礼状 88円×160=
14,080円
通夜返し 860円×70=
60,200円
香典返し/返礼品 4,700円×115=
540,500円
通夜/告別式/初七日/戒名料/遺物料(お坊さんへのお布施) 550,000円
必要な場合は墓の購入 0円
JA組合員割引 -50,000円
2,256,780円

葬儀基本料金

510,000円
松竹梅的なプランがいくつかあり、竹ぐらいの設定のプランです。
プラン次第なところはあるのですが 、このプランによって祭壇の大きさやタイプ、飾りつけの花の量が異なります。

病院から自宅へ遺体搬送

病院で死亡した場合、自宅へ搬送します。搬送はプラン内に含まれていました。
この時点で葬儀社に依頼するのでそのまま葬儀もお願いした形です。
搬送だけお願いして別途葬儀社の手配することも可能ですが、実際にはこの最初の段階で葬儀社を確定してしまう場合が多いのではないかと思います。

祭壇

これがその祭壇です。豪華な祭壇に見えますが赤枠部分が竹プランに含まれる基本セットでそれ以外の 供花、回転灯篭、盛線香 は頂きものです。
中央の祭壇だけでも豪華に見えますが梅プランの祭壇だと父曰く「随分と寂しい感じになっててしまう」ため竹プランにしたとのことです。

納棺

納棺師と共に家族で遺体を棺に納めます。
納棺師代金、棺代金はプラン内です。

ドライアイス

12,000円×5日分=60,000円
遺体が腐敗しないようにドライアイスを使って冷やします。1日1回交換、
葬儀の日程次第で 葬儀の日までの日数分掛かります。

脱臭剤

2,000円。脱臭剤は1個です。

遺影写真

39,000円 。
ポートレート写真からデジタル加工で遺影写真を作ってもらいます。
遺影写真代ぐらいプランに入っていてほしい気がしますが自分でできれば安くできるポイントかもしれません。葬儀社は別の業者に発注しているんだろうと思います。

案内板

13,000円。通夜、葬儀日程の案内板です。

霊柩車

・霊柩車(通夜) 18,000円
通夜の日自宅から会場に棺を運びます。
・ 霊柩車(告別式) 18,000円
告別式の日会場から火葬場に棺を運びます。

マイクロバス

・マイクロバス(通夜) 38,000円
通夜の日、自宅~会場の参列者の移動を行います(往復)。
・ マイクロバス(告別式) 38,000円
告別式の日、自宅~会場~火葬場~自宅の参列者の移動を行います。

会場使用料

96,000円 。通夜と告別式の会場の使用料です。

通夜振る舞い/本膳

310,000円。お通夜と告別式後の料理代金です。
今回通夜、告別式とも37人分の計算です。
1人1膳3,500~4,000円程度見込んでおけば十分食べられると思います。
あと金額的には飲み物料金、配膳料がプラスになってます。

会葬礼状

本日はご多忙中のところ亡母〇〇の葬儀においでくださいまして云々・・・
というお礼状になります。印刷した分の代金になります。
88円×160=14,080円

通夜返し

お通夜、葬儀に参列いただいて香典を頂き、通夜振る舞い/本膳を召し上がらずに帰宅される方へお渡しするものです。出た数分だけの支払いです。
860円×70=
60,200円

香典返し/返礼品

香典を頂いた方への返礼品です。
4,700円×115=540,500円

僧侶へのお布施

・通夜の読経(50,000円)
・告別式の読経(50,000円)
・初七日の読経(告別式と同日中)(400,000円)
・戒名料(初七日の金額に含まれる)
・遺物料(50,000円)
計550,000円。
戒名は〇〇大姉になります。
私の父方、母方の祖母も大姉でした。宗派や菩提寺によっても異なるのかもしれませんが一般的な人生を全うされた普通の女性は大姉になるのだと思います。
ネットを見ると「お布施をいくらにしていいかわからない」とか住職に聞いてみても「お気持ちで」といわれてしまって分からないとかそういうことがあるようですが、私の菩提寺は明朗会計で基本的に1日の読経が5万円になっているようです。今回、戒名等いくらお布施を包んでいいかわかりませんでしたので、葬儀前に尋ねて確認したところ、上記の金額を明確に出していただけました。

墓の購入

代々の墓がありますので墓代は掛かりません。

JA組合員割引

農家だから?JA組合員割引になります。
-50,000円。

合計金額

2,256,780円 。
実際には頂きものの供花がありますが、家から出している金額ではないため省いています。
また、香典による収入がありますが、地域により金額等差があるのではないかと思われます。今回の合計金額からは差し引いていません。

まとめ

バタバタするなかあっというまに終えた通夜、葬儀でしたが改めて支払った金額を考えると、結婚式より金がかかるなという印象です。

結婚式であれば自分たちの好きなプランで安くできるように十分比較検討できますが葬儀は突然執り行うことになり、比較検討も難しく、気が動転している中であっという間に業者のいうままに合計金額が膨らんでいきます。というより基本的に削れる項目が無いです。

せめて何にいくらかかる、という心づもりくらいできていたら良かったです。
父と妻の両親もまだ健在ですのであと3回この金額がかかるのかと思うともう少し安い業者をあらかじめ探しておくなど、いい方法を考えたほうが良い気がしてきました。

結婚式でも有名なホテルでやれば少人数でも100万は下りませんが、会場を選ばず、安く行おうと思えば数十万円でも満足の行く結婚式ができます。葬式においても同じような気がします。

後々ゆっくり考えたいと思います。

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