イボとの出会い
4年ほど前、自宅の階段を素足で上っていたところ、足裏に若干の痛みを感じました。
素足で米粒でも踏んだか?という程の小さな痛み。
階段を上り終えたところで足裏を見てみました。
・・・・なんじゃこれ(・ω・`;)
なんか皮膚の中にちっちゃい火山みたいな形のが出来てる!!
ウオノメ?
ちがうな・・・
これはウオノメじゃない・・・
タコ?
タコでもないな・・・・
大きさは2mmくらいかな?
その後ネットで調べると多分これはウイルス性のイボだろうと自分的に結論付けました。尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)というもので要するに「ふつうのイボ」という意味です。
別に大して痛くはなく、少し気になる程度でしたが、ネットで調べた結果、ウイルス性のイボは人に移るということがわかりました。
また、医者に通わなければ治せないこと、医者では液体窒素による凍結療法がメインでとても痛いこと、それでも治りにくい病気であることなどがわかり、子供が近々生まれることが分かっていた自分にとっては、子供に移してしまっては大変だと、医者で治療することを決心したのでした。
これがイボとの出会いでした。
治す気が無い医者がいることを知る
妻に相談すると〇〇の皮膚科が良いとおススメしてくれたのでそこに行ってみることにしました。
土曜日に行ったのですがめちゃめちゃ混んでる!
待合室も込み合っていて20人以上待っているようで、待合室に入りきれずに外で待っている人も・・・
ていうかなんかオシャレ系な女性が多い・・・どうも美容系で有名な皮膚科のようでした。美容系で受診している人は医院長指名で受診しているようで医院長指名すると待ち時間が長くなるようで、サポートの先生の受診で良ければ若干時間が早いとのこと。
美容系メインの皮膚科にイボで医院長指名するのもなんだか気が引けてしまってサポートの先生で良いと伝えましたが、結局2~3時間は待ったと思います。
やっとのことで受診できましたが、診断結果は予想通り「ウイルス性のイボ」でした。
液体窒素での治療になりますと・・・
何やら缶スプレーのようなものに液体窒素が入っているようで、それを患部にスプレーするとのこと。液体窒素による治療は相当痛いという風にネットで調べたため覚悟していましたが、シューっと数秒やって数秒休んで、またシューっとやって数秒休んで、というのを3回ほど繰り返し
先「ハイ終わりですー」
私「エッ?!終わり?!全然痛くないんですけど?!(心の声)」
なんだ大したことないじゃんと思いつつ診察終わり。
また来週来てくださいとのこと。
そして次の週も2~3時間待って診察受けてシュー・・・ハイ終わり。痛くない。
次の週も2~3時間待って診察受けてシュー・・・ハイ終わり。痛くない。
次の週も2~3時間待って診察受けてシュー・・・ハイ終わり。痛くない。
これいつまでやるんや?つーか全然痛くないけど1か月に1回くらい治療したところがボロっと脱落するけどまたその下にイボいるし。
診察時に「痛くてかまわないんで強めにやってください」と頼んでもシューの時間が数秒長くなって「お?痛い痛いぞ?!(心の声)」でもネットに書かれていた「めちゃくちゃとんでもなく痛い」とは程遠い。大して痛くないじゃん・・・
そして次の週も2~3時間待って診察受けてシュー・・・ハイ終わり。
そして次の週も2~3時間待って診察受けてシュー・・・ハイ終わり。
結局1年ちょっと通ってみましたが治る気配なし。
液体窒素治療を強めにやってもらうよう頼んでも大して痛くなく、治る気がしませんでした。
「この医者は治す気が無いんだ」と思うようになりました。
1回の治療費は1000円ほどと安いのですが、毎回2,3時間ならんで時間を無駄にするのが耐えられなく、また、治る気がしないので別の病院を探すことにしました。
治せない医者がいることを知る
このころから「イボが治りにくい」ということを実感しつつあり、なんとか治せる方法を検索していました。
「レーザー治療」というのがあることを知りました。
なんだかすごそう!治りそう!でも痛いんじゃないの?でも治るなら!
そして通えるところを探して予約を取って受診。
ここは完全予約制なので待ち時間はほとんど掛からないところでした。時間が無駄にならなくて良い。
が、ここも美容系メインの皮膚科のようでした。
というのもイボにしろ何にしろ皮膚にできるデキものというのは美容(肌をきれいにする)という観点から言えば足裏であろうが顔であろうが同じことで、治療方法は同じということのようで、美容系メイン=女性の患者が多いというのは確かだけれど、足裏イボの治療で美容系の皮膚科に通うことの抵抗感は当初より薄れていました。
初めての診察時に先生は「イボに関しては液体窒素治療をおすすめしている」とのことでしたが、前の皮膚科で液体窒素による治療で効果が無かったのでレーザー治療を希望することを伝えました。
レーザー治療は保険が適用にならないということで1回3000円ほど。(保険適用になるお医者さんもあるようです)
炭酸ガスレーザーというレーザー治療でした。
レーザーで目を傷めないように目を保護するガードをつけて、いざレーザー照射!
パシュッ!(痛てぇ!)
パシュッ!(ぬぉー痛てぇ!)
パシュッ!(やっべぇー痛てぇ!)
んー!!!
歩けないほどではありませんが痛くて効いてる気がする!
先生「1か月ほどすればかさぶたが脱落すると思うのでまた来てください」
とのこと。2,3週間で結構足裏深いところまでできたかさぶたというか血豆の塊のようなものが脱落しました。
が、やっぱりその下にはまだイボがある感じ。んーやっぱり治りにくいな。
しかし、1か月に1回ペースで数回受診を重ね、半年くらいたったでしょうか、なんだかイボが小さくなっていました。かなり効果は感じていました。そのうち「あれ?治ったんじゃないの?」というぐらい小さくなり、本当に少し、小さな病変部のみ残した状態になった時に先生に聞いてみました。
私「なんかだいぶきれいになってきた気がするんですけど」
先「そうですね、かなりきれいになってきましたね。で、今日はどうします?レーザーやりますか?」
この先生の話し方でたびたび気になっていました。
患者である私は「イボを治してほしい。イボが治ったか先生に判断をしてほしい」のに先生は治療をつづけたほうが良いかどうかを言わずに治療を行うかどうかを患者に委ねるんです。なんだかもやもやした気持ちを抱えつつ「かなりきれいになってきたので様子を見る」ことを伝えました。
ただ、ほんの少し、小さな病変部を残した状態でレーザー治療を終了することにしました。
数か月後、イボが再発してしまいました。仕方なくまたレーザー治療を再開しました。
それからまた数か月レーザー治療を続けてみましたがどうも今度はイボが小さくなりません。
先「ウイルスですから治りにくいんですよねぇ」
民間療法に手を出す
ダクトテープ治療
できるだけ張っていない時間を短くするように、1日1回、足を洗う時以外はダクトテープをずっと張っておくだけ。という民間療法のようです。
イソジン治療
オキサロール治療
どうもそれでも真皮に近いところでもイボがみえて確認できましたが治るには至りませんでした。
(皮膚の表面近くにしかウイルスが無い場合は確かにこれで治ってしまう人もいると思います)
イボ治療の得意な皮膚科を見つけた
・ウイルス性いぼは一度に完治させることが難しい病気ですが、適切な液体窒素療法を基本とし、壊死したイボを適切な深さまで削り込み、継続通院していただくことで治せる疾患であると考えます。
治療方針
大木皮膚科に掛かり、以下の治療方針について説明を受けました。
- イボの芯を露出させるため、オキサロール軟膏を患部にたっぷり目に塗り、スピール膏(サリチル酸)を上から張り、さらに上から密閉するようにテープを張る。
- 1日1回上記を自分で張替える。張り替えて洗う時以外は基本的に張ったままにする。
- 張替え時にスピール膏によってふやけた皮膚をカミソリで削る。血が出ないで痛くないところまで頑張って削る。これも毎日。
- 2週間に1回の受診。先生にカミソリで削ってもらって液体窒素を行う。
- 液体窒素の痛みは1~2日で収まるのでまたオキサロール&スピール膏を継続。
- 薬は食前に麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)、食後にヨクイニンを1日3回服用。
(ここでの治療方針は私に対する診断であって他の方には異なる可能性があります)
オキサロール!単なる民間療法ではなく実際に効果を認める医師もいるということですね。
スピール膏はウオノメ治療なんかにも使われる皮膚を柔らかくする薬ですね。
どういう言葉で検索すればいいのかわからず苦労しましたが「長柄カミソリ」というものだそうです。ガード付きのものを買いましたがたぶんガード無しのほうが削りやすいと思います。普通の髭剃りほど切れ味が持たないです。切れ味が悪くなると削るのも痛いです。血が出てくることもあるので本当は使い捨てのほうが良いのかもしれません。
密閉するテープは薬局等で購入できるサージカルテープというものです。
基材が紙のものと布のもの、粘着力の強さ等、メーカーの種類がいろいろあります。
歩くと衝撃を受ける足の裏に張るため、素材は強い布のほうがベストですが、最近は1日5000歩程度に抑えているため、紙のテープでも問題無いようでした。粘着力は強めのものを選びました。
液体窒素の治療経過
大木皮膚科での液体窒素は過去最高に痛かったです。めちゃくちゃ痛い。上記の治療方針で2~3か月ほど治療を行いました。
先「どうも液体窒素への反応(効果)が薄いようですね。イボのウイルスは毛穴の奥深くや汗腺の奥深くにいると考えられています。より深いところへの治療を行うために次の段階へ進みましょう。次回はモノクロロ酢酸による治療を行いましょう。」
判断が早い。今までの医者と違う。
モノクロロ酢酸治療
モノクロロ酢酸は皮膚を腐食させる作用を持っている劇物とのこと。
これによって皮膚を腐食させ、深部にいるイボウイルスを脱落させるとのこと。
受診時に液体窒素を行い、モノクロロ酢酸を塗布する。
当日はお風呂に入らずに、翌日の朝、腐食を止めるために水で洗い流す。
当日はより深くに治療の効果を浸透させるためかなり強めの液体窒素治療でした。
痛さを我慢するために他の場所をつねって我慢する、顔をしかめずにはいられない、めちゃくちゃ痛かった。
モノクロロ酢酸を塗っているときは液体窒素の直後なのでその痛みが継続していますから痛いは痛いですがまぁまぁ痛いという感じです。
というか液体窒素の痛みが激痛ですからまともに歩くこともままならず、はたから見たら「この人骨折してるのかな」ぐらいの足取りで自宅に帰る状態でした。痛み止めのロキソニンが効いてくると少し楽になりましたが受診当日を含めて2日ほどはまともに歩けない状態でした。
モノクロロ酢酸後も痛みが引いたら2週間に一度の受診時に液体窒素、毎日のオキサロール&スピール膏&削りを継続しました。
あれ、小さくなってる
モノクロロ酢酸後に受診したところ
先「まだイボの芯が残っているので治療を継続しましょう」
とのこと。
その後数回液体窒素を行いました。
ですがしばらく受診を続けているうちに明らかにイボが小さくなっているのを感じていました。でもまだ少し残っている。
先「やはりまだ毛穴か汗腺の奥深くにウイルスが残っているんだと思うんです。以前にモノクロロ酢酸治療行いましたが、さらにより深部の治療を行うため2回目のモノクロロ酢酸を行いましょう」
漫然と同じ治療を繰り返す今までの医者とは違って効果が薄ければ次の段階へ進む。
もうすぐ治りそう。かなり希望が湧いてきていました。
モノクロロ酢酸2回目
モノクロロ酢酸2回目はより深部への治療を行うために患部に麻酔をしました。痛いですがまぁ普通の注射レベルです。
そしてイボの芯に近づくために患部を少し楊枝で裂きました。
今までの中で最強レベルの液体窒素。そしてモノクロロ酢酸。
先生曰く「手術に近いレベル」の治療です。
最強レベルの治療ですが麻酔が効いているのでほとんど痛くなかったです。
受診時に痛くないようにすでにロキソニンを飲んでいたというのもあると思いますが今までの治療からすると全然痛くなかったです。
これだったら1回目のモノクロロ酢酸の時も麻酔してほしかったくらいです。
帰宅時の足取りもぜんぜん軽い。
ただ麻酔は1時間ほどで切れるためあとはロキソニンの鎮痛効果で抑えるのみになるとのこと。
こういう時は寝るに限る。そのまま次の日の朝まで寝てモノクロロ酢酸を水で洗い流しました。
その後はしばらくオキサロール&スピール膏は行いません。
楊枝で裂いた上に最強レベルの液体窒素、そしてモノクロロ酢酸を塗布した傷跡は紫色、「毒沼」のように見えました。
傷が治るまで
感染症対策のため、フシジンレオ軟膏を塗りました。(処方薬です)
また肉が見えている状態なので滲出液が出てきます。
ガーゼを張って吸収しながら、足の裏なので圧力を抑えるためにタコ用のジェルパッドをガーゼの上から張り、サージカルテープではがれないようにします。ガーゼもサージカルテープもドラッグストア等で買えるもので良いと思います。
この時重要なのは足の裏なので歩いたり、立っていたり、靴を履いていると常に圧力のかかる場所なので圧力を分散しないと血が通わずに傷が治らないんだそうです。
なのでできるだけ圧力がかからないように靴を脱げるときは脱ぎ、日中はジェルパッドで保護しました。患部だけに張ると足の高さがアンバランスになるので高さ調節用にもう一枚張りました。
私はこれを使いました。(この商品、靴下の中でズレるという低評価が目立ちますが、サージカルテープを使って足裏に貼ればズレません)
それほど深くまで治療したということだと思います。
イボ、完治しました
手術レベルの治療を行ったため若干の傷跡が残り、皮膚が硬くなった状態で残りましたがイボの治療は終了。再発もなく完治したとの判定を先生に頂きました。
この傷跡、硬くなった皮膚を柔らかく修復できるかというところで以下の2種類の薬を処方されました。今後も1日1回、この薬を塗っていきますがイボが完治したことが嬉しすぎて正直足の裏の傷跡なんてどうでもいいって感じです(笑)
パスタロンソフト軟膏10%。皮膚を柔らかくする薬
ヒルドイドソフト軟膏0.3%。皮膚が増殖して厚くなり、かゆみ、痛み、赤みなどの症状を抑える薬。血液の流れを良くし、炎症をおさえ、痛みを和らげたり、皮膚の水分保持作用により皮膚の乾燥を抑える薬。
大木皮膚科について
大木皮膚科以外にもイボ治療が得意そうな医者はネットで検索すれば出てきます。
大木皮膚科は小さな町医者といった感じの医院で待合室も診察室も狭いです。にもかかわらず土曜日なんかは20人以上待ちが出るほど混雑します。
雨の日は割と空いています。
先生の活舌が悪く7割くらいしか聞き取れませんが復唱して確認すれば快く応対してもらえます。腰の低い先生で好感が持てました。
イボは治せる
イボは治ります。
治らないのは治せない医者に掛かっているからです。
治せる医者にかかることが重要だと思います。
漫然と治らない治療を続ける医者に掛かるのはやめましょう。
インターネットを使ってイボ治療が得意なお医者さんを探してみてください。








