東京電力のアクアエナジー100にして燃料調整費を0円にする

燃料調整費0のプランにしたら電気代安くなる

今年に入ってからというもののロシア-ウクライナの軍事衝突もあり、石油価格が上昇しているため、電気代の燃料調整費が上がっており、電気代が高くなっています。

まぁ皆さんご存じの通り今年は電気代が高くなっていると言われています。 でもどれくらい高くなっているか、例年と比べたりというのは意外と...

2022年に入ってから2021年の倍近くかかっているような月もあり、なんとか電気代を抑えたいと思っていました。

このところ秋になり過ごしやすく冷房を使わなくなったため、電気代は夏ほどではなくなったものの、依然として燃料調整費は値上がりし続けており、冬に向けてまた電気代が上昇していくことが考えられます。

いつものようにくらしTEPCO webで電気料金を確認していたところ、おすすめの料金プランにアクアエナジー100という料金プランが表示されていることに気がつきました。

このアクアエナジー100は水力発電100%の電気とみなす新しい料金プランです。

「水力発電100%の電気とみなす」というのは東京電力の火力、水力、太陽光等で発電されたすべての電気は送電網で混ざり合って送られてくるため、自分が使っている電力がどの発電方法で作られたかというのはわからないし分けられないものなんですが、水力発電所での発電量がアクアエナジー100の契約者が使用する電気の量を上回っているということをもって、水力100%の電気とみなすということにしているようです。

逆を言えばアクアエナジー100の契約者がめちゃくちゃ増えてしまうとこの数式遊びは成り立たなくなるため、あるところで締め切り、もうアクアエナジー100には入れません、という状態になることも考えられるかと思います。

アクアエナジー100は基本料金はスタンダードSに比べて高く、大体倍の料金設定になってます。
従量料金は2段料金になっていますがスタンダードSに比べて大幅に高いということはありません。

参考までにスタンダードSプランの料金も載せておきます。

では、このアクアエナジー100という料金プラン、何が良いかというと水力100%ですから燃料を使わないということです。燃料調整費が0円になります。

良いですか?

燃料調整費が0円になります。

ではわかりやすくするために、スタンダードSとアクアエナジー100で料金比較シミュレーションします。
40A契約の基本料金、従量料金、燃料調整費を足した金額になっています。
燃料調整費は2022/11月の関東エリアの9.72円で計算しています。

グラフにするとこちら。160kwh以上使うとアクアエナジーの方が安くなります。

アクアエナジーの場合の場合燃料調整費が掛からないのでスタンダードSの燃料調整費が高くなればなるほどアクアエナジーの方が得になります。

逆に言うと燃料調整費が安くなるとスタンダードSの方が安くなりますが、ウチの場合は10月の過ごしやすい時期での電力使用量が370kwhでしたので燃料調整費が3円ぐらいまで安くなるとスタンダードSとアクアエナジーの料金が同じくらいになり、それ以下になるとスタンダードSの方が安くなるイメージです。

現状の情勢から考えて燃料調整費がすぐにそこまで安くなることは考えにくく、今後も上がっていく可能性が高いことを考え、アクアエナジー100にプラン変更することにしました。

一度アクアエナジー100に切り替えると1年間はスタンダードSに戻すことはできないようですが、違約金や解約金等は掛からないようです。

また燃料調整費が安くなったら新電力も息を吹き返してくるでしょうし、東京電力からの乗り換えも視野に入れてフットワーク良く動いていくのが電力料金を安く抑えるコツではないかと思います。

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